
近年の出産・育児は、昔より、はるかに楽になりました。
それは、子育てママを助ける便利アイテムが増えているためです。
今の人たちは当たり前になっていますが、昔は、「紙おむつ」という言葉はありませんでした。紙おむつが出てきたあとも、最初の頃は今のように「誰がも使う物」ではなかったのです。
それが、今では、どの家庭でも、どの赤ちゃんでも紙おむつを使用します。
紙おむつの誕生後も、日々進化をとげており、おしっこやうんちを漏らしても、それほど不快な思いをさせない極上の紙おむつが誕生するようになりました。
「パンパース」「メリーズ」「ムーニー」「マミーポコ」「グーン」
あなたは、どのメーカーの紙おむつを使っていますか。
種類も豊富で、メーカー側もより「高い機能性」「履き心地」を求めて改良を重ねる事で、ちょっとした違いはあれど、どのメーカーの商品も機能性に優れています。
今では、快適な紙おむつをどこの家庭でも当たり前のように使用できるようになっています。
しかし、この紙おむつの進化が、必ずしも良い事ばかりではない。そんなお話です。
布おむつの大変さとは?
布おむつの大変さとして最初にあげられるのは、「洗濯」です。
赤ちゃんのうんちで、汚れたオムツを毎回、綺麗に洗わないといけません。もちろん、そのまま洗濯機に入れでもしたら大変な事になるので、必ず手洗いです。
夏であれば、手洗いしやすいですが、冬場は物凄く大変です。
次にあげられる大変さは、「匂い」です。
紙おむつのように密閉性が弱く、漏らした時は周囲にイヤーーーな匂いが漂うので、漏らした後はすぐに処理しなければなりません。
漏らす度に捨てていると履くオムツはなくなるし、そのまま置いておくと、大変な異臭を放つし、、、という事で、漏らしたら即洗濯です。
子供にとっても、漏らした汚物が肌に触れるので、衛生的な観点から良くない事も布おむつの問題点の一つでした。
吸収性に優れているわけではないので、漏らした時の子供自身の不快感も強いです。漏らしたら、その都度、お母さんに助けてほしいと訴えてきます。
漏らしたまま走ったり・遊んだりなんてできないわけですね。
子供にも、周囲の人(匂い)にも、そして、それを洗うママやパパにも不便さ・不快感は相当なものです。
紙おむつが生まれるまでは、これが当たり前の事だったのですが、性能の高い紙オムツが誕生するようになってからは、このオムツに纏わる不快感が大幅に軽減されるようになりました。
紙おむつのデメリットが、実はメリットだった
近年の子供は、トイレの自立が遅くなったと言われています。
「自分でトイレに行けない。」「トレイができない。」
「漏らしても、お母さんに言わない。」
「トイレがしたくなるタイミングが分からない。」
こういった悩みを抱えているお母さんも多いのではないでしょうか。
現代の子供のトイレ自立が遅くなっている理由の一つに、紙おむつの便利さ・快適さがあげられています。
紙おむつはメリットばかりのようで、実は良い事ばかりじゃない話
紙オムツに漏らしても怒られる事はない
布おむつ時代は、漏らしたら即洗濯が必要なので、ある程度成長すると、ママもパパも自然と「また、漏らしたの?」の不快な感情を表出するようになります。
ママとパパの対応をみて、「漏らすのはよくない事」という事を無意識的にも感じるようになります。
でも、紙おむつだと漏らした後の処理が楽なので、不快な感情を表出するのが減ります。漏らしても、新しいものに交換すれば良い、それだけの話になってしまうわけですね。
また、布オムツの替えが少なくなっている時は、お母さんの方が、「漏らさないように」という意識が強くなるので、子供にトイレがしたくなっていないかをよく聞くようになります。
替えのオムツがいくらでもある状況より、子供への意識が強くなるのは当然ですよね。
周囲への匂いがキツくない
漏らした時は、密閉性が弱いのですぐに周囲の人が分かります。
「あ、、漏らしたでしょ!?」
という感じです。
これが、性能の良い紙おむつだと、最初は気づきません。
漏らした瞬間に漏らした事を子供に指摘する事が重要で、漏らしてしまっただいぶ後から、「漏らさないようにね。」と注意しても効果はありません。
漏らしたあとにすぐに、「漏らしたね。トイレに行きたくなったら、ちゃんと言わないとダメだよ。」とタイムリーに注意する事ができます。
紙おむつだと、少し遅れて気づく事がほとんどです。
布オムツは、吸収性が悪く居心地が悪い
紙おむつの吸収性は素晴らしく、多少オシッコの量が多くなっても、すぐに吸収してくれるので、肌に触れる部分はサラサラとしています。
オシッコをもらしても不快感がなく、そのまま遊び続ける事ができるので、「オシッコ漏らす」という事が一大事ではなくなります。
むしろ、交換する時に、脱がされる事を不快感に感じて、漏らした事を隠そうとする子供もいます。
「出そうになったら、そのまま出すだけ」で問題なく、「バレるまでは自分からは言わない」となってしまいがちです。
性能が良くなればOKとは限らない
性能が良くなったせいで、おむつの中に漏らしても不快感には感じにくくなっていますが、必ずしも良い事ばかりではない事がイメージできるでしょうか。
紙おむつに頼ってはいけないという事ではありません。
オムツを離す事ができない時期は、性能の良い紙おむつにおおいに頼って良いと思いますが、トイレトレーニングを入れる時期(1歳7ヶ月頃)に入ってくると、徐々に紙おむつから卒業していく事も考えてみてはいかがでしょうか。
紙おむつをずっと使うにしても、紙おむつの快適さや、機能の高さにより、「自分でトイレへ行くように働きかける意識」が緩みやすい事を理解しておく事も重要です。