
新橋での女子高生7人、過呼吸連鎖事件ですが、、、この話を聞いて不思議なもんだなーと感じている人も多いと思いますが、実はみんなも過呼吸連鎖につられる可能性があるんです。
この過呼吸の連鎖メカニズムは、「もらい泣き」と同じメカニズムが働いていると言われているんです。
もらい泣きをした事がある人であれば、連鎖した6人の女子高生と同じ状況になっていたかもしれないんのです。
看護師の知識を生かして、もらい泣きと、過呼吸(過換気症候群)について解説させて頂きますね。
泣き(泣く)のメカニズム
まずは、泣くという事がどういう事なのかを整理していきます。
「泣き(泣く)」の種類
「泣く」には、大きく分けて、以下のの二つの種類があります。
- cryは、声をあげて泣く
- weepは、涙を流して泣く
ここでの「泣く」とは、涙を流して泣く、つまりweepの方です。
涙の役割とは?
眼から涙があふれ出ていない時でも、涙は絶えず人の眼球面を流れています。
この涙は涙液と呼ばれます。涙液の基礎分泌は、角膜や結膜の表面に潤いを与え、角膜に酸素や栄養を供給し、眼が細菌などに感染することを防ぐ役割があります。
でも、人間は、生きるために必要な機能を超えて、感情的になった時に涙を溢れさせます。
もらい泣きのメカニズム
人は、周囲の人が泣いているのを見て、その原因に思いをめぐらせながら、その人が置かれている状況が悲しい状況(泣くに値する状況)だという事を判断します。
ミラーニューロンの存在により、自分の身に置き換えて、身体も泣いている人と同じように反応してしまいます。
これが、もらい泣き事です。
他人の感情を、あたかも自分の感情のように「共感」してしまうのがこの神経(ミラーニューロン)の役割で、他人のことを理解している事を周囲に示す事ができます。
この機能は、人と人の繋がり、コミュニティで生きていくために必要な神経回路とされています。
赤ちゃんがお母さんのマネをするのも同じ神経が関与しているのではないかと考えられていて、学習やコミュニケーションに大切な機能と考えられています。
過呼吸(過換気症候群)の連鎖は、もらい泣きと似たメカニズム
一般的に過呼吸と呼ばれているのは、医学的には「過換気症候群」の事を指しています。
精神的な不安や極度の緊張などによって過呼吸になり、血液がアルカリ性に傾くことにより生じる症状の事です。
症状としては、四肢の痺れ、動悸、目眩等の症状が起こります。
過換気症候群の原因としては、精神的な不安にあり、病気が原因になっているわけではないんです。
過換気症候群も、もらい泣きも、精神的な事が原因
もらい泣きは、周囲の人から連鎖します。
その人の状況を汲み取って、泣いている理由を理解できていると、周囲の人もその涙に引き込まれ、自分も泣いてしまいます。
これは心理的・精神的な理由で、涙が出るという生理的現象が起こっています。
過換気症候群も同じです。
基本的に、精神的な不安で起こる症状なので、その不安が連鎖するば、もらい泣きのように、もらい過換気症候群が起こります。
涙もろい人は、ミラーニューロンの機能が高い可能性があります。
ミラーニューロンの機能が高い人は、精神的理由で起こる生理現象を、周囲の人の影響で引き起こされる可能性があります。
つまり、精神的な理由で起こる過換気症候群も引き起こされやすいタイプかもしれません。